家づくりの

新築一戸建てとリフォーム・リノベーションは何が違う?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

自分の思い通りの家に住みたいと思ったら、新築一戸建てを建てるのか、今住んでいる家をリフォームするのか、リノベーションにするのか迷いますよね。
リフォームとリノベーションという言葉はなんとなくは理解していても、違いについては分りにくいと思います。
そこで、新築一戸建て、リフォーム、リノベーションの違いについて詳しく紹介したいと思います。
また、リフォームすることで長期優良住宅にすることができるので、その方法も紹介いたします。

リノベーション01

新築一戸建て、リフォーム、リノベーションの違い

 

新築一戸建てを建てるのかリフォームするのか、リノベーションするのか迷うところだと思います。
設備の交換や内装の変更であれば簡単にリフォームすることができますが、今住んでいる家の耐震性を補強する、断熱を補強する、間取りを変えるとなると、かなり大がかりな工事が必要になりますよね。
それに、それなりに費用がかさみます。
それならば、いっそうのこと建て替えしてしまおうかと検討することもあります。
そこで、新築一戸建て、リフォーム、リノベーションの違いについて詳しくみていきましょう。

新築一戸建て

新築一戸建て

新築は一から作る作業になるので、自由度が最も高いです。
敷地内における建物の配置を自由にレイアウトすることができ、好みの間取りにすることができます。
家だけではなく、外構や植栽の配置も新しくすることができるます。
それに耐震性や断熱性などの住宅そのものの性能も、しっかり対応して作ることができます。
新築なので、全てが新しくなります。

もちろん、新築一戸建てとなると建築本体工事費用はかかります。
外構工事など別途工事が必要になるようでしたら費用がプラスされます。
これとは別に諸費用などがかかるので、予算と相談することになりますね。
それに新築一戸建てを建てる土地が軟弱地盤だった場合、それに対応する工事が必要になってくるので、予備費も考慮する必要があるでしょう。

リフォーム

リフォーム04

リフォームは、老朽化した建物の持つ機能を回復させ、新築の状態に戻すことをいいます。
外装を塗り直す、壁紙を張り替える、キッチンやユニットバスなどの設備を交換するなどがリフォームに挙げられます。
住宅を部分的に改修する、表層的に改修するといったイメージです。

リフォームのメリットは、予算などに応じて工事をする範囲を選べるところです。
今あるコンクリート基礎や柱、梁などの構造体に腐食がなければ、そのまま残すことができるからです。
たとえ家全体に及ぶリフォームになっても、新築工事に比べると工事費は2~3割は安くなる場合が多いです。
それに、工事の日数も新築工事に比べると短くなり、その分人件費を抑えることができます。

リフォームのデメリットを挙げるとすれば、新築に比べると全てが新品というわけにはいきません。
建物が何年もつのかを含めて検討する必要があるところです。

リノベーション

リノベーションは、いまある建物に大規模な工事を行うことで、その建物が新築だった時の状態よりも性能を良くする、価値を高めることをいいます。リフォームが古くなった状態から新築の状態の戻すことに対して、リノベーションは新築の時以上に機能や価値をつけることを言います。

建物の耐震性や耐久性を高めるために壁の補修工事をする、仕切り壁をなくして大きなリビングを作る、水道管や排水管の設備を変更する、冷暖房換気設備を変更するなどがリノベーションにあたります。

リノベーションは大規模な工事になることが多いので、リフォームに比べると工事費用は高額になりがちです。
それに、解体工事なども必要となるので、工事期間も長くなります。
解体工事をすると、今まで気づかなかった柱の劣化や配管の劣化が発覚することもあり、予定していた変更が難しくなることや追加で補修費用が必要になることもあります。

リフォームで長期優良住宅に認定!

長期優良住宅

住宅が老朽化してくるとリフォームを考えますが、リフォームは住宅の部分的、表層的な改修になります。
住宅の見えない部分(構造体など)がボロボロになっていないか、耐震性は大丈夫なのか心配になりますよね。
そんな不安を解消できる制度があるのです。2016年4月から始まった「認定長期優良住宅」制度です。

耐震性がある、省エネルギーに対応している等の基準をクリアすると、長く快適に住める家として長期優良住宅に認定されるのです。
専門家が住宅を診断することで、どんなリフォームが必要なのかが分かります。

専門家のアドバイスを受けてリフォームをし、認定基準をクリアすると、リフォームにかかった費用に対して国から補助金が出るしくみです。
是非利用したい制度ですね。

まとめ

長期優良住宅02

新築一戸建てはすべてを新しく作る、リフォームは新築の状態に戻す、リノベーションは新築の時よりも性能を良くしたり価値を高めることをいいます。
費用や工事期間などを考えて、どの方法が自分にあっているのかを選択してください。
リフォームすることで長期優良住宅に認定されれば、安心して長く住むことができますし、国から補助金もでるので嬉しいですよね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。