ローコスト住宅という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ローコストなので比較的安く建てられる、購入できる住宅のことです。ローコスト住宅にすると住宅ローンの返済が楽になります。
その分を子どもの教育費用に充てることもできますし、今後必要になる住宅のメンテナンス代やリフォーム代が用意しやすくなります。
住宅ローンを返済しても家計に余裕があると、子育て世代には嬉しいですよね。
ローコスト住宅にすると子育てにどんなメリットがあるのか、どんな家にしたらいいのかを紹介いたします。
目次
ローコスト住宅は子育てにいいの?
ローコスト住宅にすると、住宅にかけるお金が少なくて済むので、その分を子育て費用として使うことができます。
その他にもメリットはあります。
フローリングや壁紙を傷つけても許せる
子育て世代が家を建てたいと思う理由の中に、子どもが元気よく走り回ったり、大声を出しても怒ることなく、子どもをのびのび育てたいという希望もあるのではないでしょうか。
集合住宅では近所への迷惑が気になってどうしても怒らざるをえなくなりますよね。
子どもが元気よく遊んでいると、どうしてもフローリングに傷をつけたり、壁紙を剥がしたり、時には落書きをすることもあるでしょう。
新築の家だと怒りたくなりますよね。
ローコスト住宅にすると、壁紙のコストも抑えてあります。
まあ将来的に貼り替えればいいかとあきらめがつくようになるのです。
目くじらを立てて怒る必要もなくなります。
せっかく子どもをのびのび育てようと思って建てた家なのに、怒ってばかりいてはもったいないですよね。
子どもが家を破壊してもあきらめられる
子どもにとって新しい家は新しい遊び場のようにワクワクするものです。
目につくものや手が届く範囲のものは触ってみたくて仕方がありません。
ドアノブにぶら下がって取れてしまう、引き戸を勢いよく開けてレールを破壊することもあるでしょう。
なんせ力の加減をしてくれないので容赦ありません。
もちろん破壊するのはいけない事ですが、ローコストで作っているので壊れたら修理しようとあきらめもつきます。
これがドアノブ一つとっても高価な物をつけていたら怒りたくなりますよね。
ローコスト住宅にするにはどんな家にしたらいいの?
ローコスト住宅はとにかく安いだけの家では意味がありません。
ただのロークォリティーな家になってしまいます。
ローコスト住宅は、賢くコストを抑えて建てる家なのです。
将来的にもメンテナンスやリフォームのしやすい家にしましょう。
家を建てる前に住宅展示場やモデルハウス、ショールームに行けば夢のような豪華な家があるでしょう。
中には設備が一式何百万円もするものが含まれています。予算が無いならきっぱりあきらめることを覚えましょう。
それに「あると便利だな!」と思うものはだいたいが不要なものです。
自分の家に本当に必要なものだけを選びましょう。
シンプルな箱型の2階建て
住宅のコストを下げる基本は、とにかくシンプルにすること。
ですので、建物の形はできるだけ凹凸を無くしたシンプルな箱型にするのがベストです。
箱型でも長方形より正方形の方が、同じ床面積の家でも壁の量が違ってくるのでおすすめです。
正方形の2階建てを目指しましょう。壁の量が違えば使う材料も違ってきます。
施工する面積が異なれば施工費も変わってくるからです。
屋根は低くなだらかな切妻造
住宅のコストを下げるには、屋根もシンプルな形にすることを目指しましょう。
屋根は勾配が急になる、面積が広くなるとコストが高くなってしまいます。
屋根に使う材料や部品が多くなり、高度な技術を要求されるので、その分工期も長くなってしまうからです。
屋根の形は様々な種類がありますが、複雑な形ではなく、シンプルな切妻が安く上がります。
屋根のコストには足場代も含まれますので、なるべく低く勾配のなだらなか屋根にすることが大切です。
間仕切りが少ないオープンな部屋
住宅のコストを下げるには、間取りにも工夫が必要です。
間取りもシンプルが基本です。
オープンな間取りにしておくと、全体的に使用する部材が少なくなり、現場施工も簡単になるので、工事費を圧縮することにつながるのです。
LDKをひと続きにしたオープンな間取りや水まわり設備を一カ所に集中させる、どうしても間仕切りが必要な所には収納スペースを兼ねると無駄が無くなります。
住宅会社ではコストダウンを意識したプランづくりを行っているところが多いので、モデルハウスの間取り図や図面を参考にすると良いでしょう。
まとめ
ローコスト住宅は住宅ローンを抑えることができるので、家計に優しいですし、今後必要になってくるメンテナンス代やリフォーム代が用意しやすくなります。
住宅の費用を抑えることで、その分子どもの将来のためにお金が使えるようになります。
ローコスト住宅を建てると、子どもが家を破壊してもいちいち目くじらを立てて怒ることも少なくなります。
子どもをのびのびと育てることができる家になるのです。
コストを抑えるためには、外観や屋根、間取りはシンプルにすることが基本となっています。